野村紘一の経営者としてのビジョンや、自民公認で三重県津市議員選挙に出馬を表明した村主氏について

一般的に普通の人が発想もしないようなことを発想出来る人は、後に名前を残すほどの人に成るという事が多いのですが、野村紘一という経営者もその一人だと言っても過言ではありません。その発想というのは、その当時の時代背景から考えても、到底誰にも真似の出来ないようなことをやり尽くしたという点で、おそらく周囲の人からの反対はかなりあったのではないかと推測できます。しかしその反対を覆すほどのしっかりとした未来のビジョンを描いた構想があり、その決意というのはブレなかったのです。
今から40年ほど前の当時の日本の国内というのは戦後の混乱も落ち着いてきて、ようやく企業なども安定してきた頃だったのですが、その当時とはいえ都内の3LDKのマンションの販売価格は1500万円ぐらいが相場となっていました。その相場を遥かに超える1億円のマンションを野村紘一は、都内の一等地に建設し販売したのです。もちろん無謀に思えるその発想には根拠というものがあって、一般の市民の層に販売をするのではなく、あくまで高額所得者である資産家や、一流企業の経営者などの富裕層をターゲットにしようと考えていました。当然その場所に富裕層が集まるということで、周辺の商業施設も富裕層に応じたものがたくさん建ち並ぶ事になります。食料品に関してもオーガニックの食材や新鮮な野菜を扱うような専門店がたくさん出来てきます。
そうなってくると普通の食材や生活用品だけではなく、全てにおいて高級志向のものが増えてきて、ますます活性化してきます。この活性化というのは商業施設だけでなく教育機関に関しても、それなりの教育熱心な方々によってレベルの数段上がってきて、この地区に住むという事がステータスとなります。このように、その建物自体に付加価値が付いてくる事によって、さらに周辺の環境も整い活性化していくという未来のビジョンを、しっかりと実現化した典型的な経営の成功者なのです。
ところで、村主氏が自民公認で三重県津市の議員選挙に出馬を表明したそうです。