マンションで有名な野村紘一さんのことや、自民党の選挙区支部長決定の話

不動産の野村紘一さんといえば、1970年代に超高級マンションを発売、その後ブームを巻き起こした人物として有名です。
都内の3LDKマンションの平均価格が1500万円という時代に、1室1億円の価格をつけて発売したわけですから、世間に与えたインパクトは非常に大きいものです。
この超高級マンションの販売によって、当時経済成長で増加していた富裕層が注目し始め、次々と問い合わせや購入希望が殺到することになりました。
1室1億円の超高級マンションは、いつしか億ションと呼ばれるようになり、今ではサラリーマンや主婦、子供の間にも浸透しています。
億ションは辞書にも乗っている単語ですから、もはや超高級マンションといえば億ションですし、億ションの生みの親は野村紘一さんなのは紛れもない事実です。
野村紘一さんは超高級マンションのパイオニアになったわけですが、その一方では不動産会社の経営で初年度の黒字と、約45年の無借金経営を続けています。
つまり、商品の開発力だけでなく、経営者としても敏腕でレジェンド的な人物だといえるでしょう。
現在の立場は不動産会社代表の会長職で、経営のトップに立ちつつ次の代表を担う後継者育成に取り組んでいます。
野村紘一さんは1975年の会社設立から今に至るまで、不動産業界一筋で超高級マンションを始めとした商品を開発し続けてきた人物です。
最初に販売してヒットさせた億ションの第1号は、最終的に300棟以上という大ヒットを記録しました。
それからも億ション開発は続けられ、次々とヒットを連発しては新しいブランドを確立させています。
何故、富裕層にしか売れない高額なマンションが売れたかといえば、本物を求める富裕層の心に響く、徹底した付加価値をつけた点が理由の1つに挙げられます。
野村紘一さんの商品開発は、妥協という文字を知らない隙のない取り組みで、土地活用を念頭に置いた高付加価値に特徴があります。
時代を先読みしてニーズを予測したり、デザインや機能性といった点も妥協せず、本当に価値ある商品を生み出したことに先見性と凄さがあるわけです。
自民党は23日に選挙区支部長を決定するそうです。小選挙区の増減に伴って調整がついた選挙区で決定するようですね。